人生 誰もが二毛作 第二の人生を幸せに

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すでに、一昔前の話になるが、野田政権時代、国家戦略会議というものがあり、成長戦略「日本再生戦略」の有識者会議で40歳定年制という提案がなされた。考えようによっては、まだ、有識者の中にもまともなことを言える奴もいたか とすこし感じた。

しかし、この提案は、いつのまにか雲散霧消した。今、大抵の国民は、変化を求めていない時代なのである。

唐突感もあったし、定年延長、年金給付年齢引上、社員の正規化促進、派遣の厚生年金加入促進など、「雇用安定・財政再建」が、今日の政治の課題である。

この政治のの課題認識は、それはそれで正しい。理想を求める象牙の塔・学者先生と、今日のことしか考えない政治の大きなギャップが露呈した。

そう言っても、リアル社会で生活をしている私たち庶民にとって、40歳から50歳ぐらいの間で人生の転機を迎える事は事実であり避けがたい。

本稿を読んでらっしゃる皆様は、実感されている、あるいは、近い将来実感されると考えます。

では、いくつかの職業で、人生二毛作を考えてみたい。取り上げたのは、スポーツ選手・芸術家・技術屋さん・業務屋さん・老人という状況、である。

【プロスポーツ選手と芸術家】

プロスポーツ選手。選手生命(一毛作目)は 短命な物が多い。しかし、みなさん 監督、指導者、会社の経営者、評論家など 素晴らしい第二のステップ(二毛作目)にチャレンジされている。

この点 芸術家は、長生きすればするほど技術や精神力が向上し作品も価値があがるようだ。もっとも、若き日の極貧時代を耐え抜いたものだけが勝ち取れる。

図1 【プロスポーツ選手と芸術家】

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【技術系の会社員】(ここでいう技術系は 理工系だけでなく 手に職(技術)を持つ人も含む)

技術系で企業に勤めたものは、その技術が世の中で使えるうちは幸せだ。地味な寿命の長い基礎技術のほうが結果的には幸せかもしれない。短命な技術であれば若くして技術は卒業、マネジメントへの移行が必然となる。

アジアやアフリカの新興国で、従来と同じ技術を 場所をかえて発揮するのも第二の人生(二毛作目)ではある。辺境の地であれば 自分は未来から来た天才技術屋さんになれるかもしれない。

 

図2 【技術系の会社員】
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【業務系の会社員】(ここでいう業務とはおもにオペレーショナルな仕事を指す)

業務系社員は、なかなかマーケット価値のあるスキルを身につけがたい。うまくマネジメントに移行できれば幸せだ。問題発見力、課題解決力、解決案実行力を日々鍛錬しておくことを勧める。

一方、まったく別の領域で、第二の人生(二毛作目)を1からやる方が、完全に人生二度おいしいを経験できるかもしれない。もちろん 成功すればの話だが。

 

図3 【業務系の会社員】
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【悟りの境地】

最後は 体力がなくなってきても 精神力や悟りで世の中の人と接し満足を共有できること、そして、心・技・体のバランス、人生の中でうまく変動をコントロールすることが 幸せへの道 であろう。最後まで、二毛作目で社会に接していられたら最高だ。

 

図4 【悟りの境地】
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職種のタイプを考えてみたが、ここで すこし日本における雇用について考えてみたい。

ポイントは、長期終身雇用体系、年功序列賃金体系、徒弟制度的の社内教育体系、以上の3つである。

若手社員の給料は、安くて貢献価値には足らないが、将来、歳をとってから実力や貢献よりもより多くの給料がもらえる。まさに年功序列の賃金体系である。年をとっても会社に在籍して貸(預金?)を取り戻さないと損してしまう。生涯所得の挽回・回収のために、会社を辞めないで、へばりつくことになる。

若手社員の教育は、社会で通用するスキル教育じゃなくて、帰属する会社の、業務の見習いである。従って、若手社員はマーケットバリューもなく会社を辞めても転職の際のアピールができない。

すなわち、給料がスキル(マーケットバリュー)ではなくて勤続年数に比例している点に日本企業の課題が集約される。

一方、会社の視点では、スキルがあって会社に必要だと思われる人だけ大事にする。デフレで業績悪化の中、スキルもなく、不運にも経営層に入れなかった業務系社員は、退職部屋からリストラコースに乗る可能性が高くなる。

もし、あなたの価値観が、会社の経営ビジョンに100%合致するのであれば残って社長を狙うべきであろう。

「そうでもないかも」と思うなら十分にスキルを身につけておこう。条件次第で有利な転職や起業という選択権を確保すべきである。

ちなみに、最近の就活でたいへん苦労して入社した新入社員は、せっかく入った会社へ強い執着を持つことになろう。起業や転職にチャレンジする心は、弱くなっているので 当面流動性は低い。

 

さて、いろいろ述べたが 上記、二毛作パターンは、あくまで個人がベストのスキルを発揮する場合を想定しての考えである。ゴルフや野球の様にビジネススキームが良い環境にある場合とそうでない場合(マイナースポーツ等)では、発揮の度合いが違ってくる。

また、力を発揮している日本の電機メーカーの技術屋さんでも、前述のように経営&経済環境が職場を奪うことは、当然ありうる。direction-255294_1280

一毛作目の人生では、最初に(たまたま?)係わってきた実務・業務で経験と知識を蓄えてきた。それが、食品の物流、カメラの生産、小売りの営業、経理部、会計士、水泳選手、、何でもいいが仕事をこなしてきた。

二毛作目の人生では、もっともっと考える、頭を使う、脳を鍛える仕事をしたいものである。

疑問発信 右脳がなんか変だ 何だろう なぜだろう

解決思考 左脳が情報整理と仮説、コンセプトをひねり出す

本質追求 右脳と左脳のやり取りで深まる思考

このような、疑問を持つ、 考える、実行する、改革する を習慣をつけたいものだ。

(思考スタイル参照)

提言:さて、40歳?を過ぎたところのあなたは、第二の人生を80才に向けて助走し始める時期である。